予稿集

ドライビングシミュレータにおける路上駐車のドア開閉が認知的狭さに及ぼす影響について

Abstract

適切な車のナビゲーションのためには,道路形状や運転者の心理状態を反映した運転難易度のモデル化が 必要となる.我々はこれまでの研究において,道路幅が徐々に変化する経路や,路上駐車により道路幅が変化する経 路での運転難易度について調査してきた.その結果から,路上駐車により道路幅の変化がある経路において,運転者 は実際の道路幅よりも狭い幅と認識して運転を行っている可能性が示唆された.そこで本研究では,ドライビングシ ミュレータを用いて路上駐車のドアの開閉動作に着目した実験を行い,認知的狭さが運転行動に与える影響について 調査を行った.実験の結果,路上駐車のドア開閉が運転難易度に影響を及ぼすこと,その影響の度合いはステアリン グの法則に関するモデルを用いて推定できることを明らかにした.

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Book title

HCGシンポジウム2024

Date of issue

2024/12/10

Date of presentation

2024/12/12

Location

金沢

Citation

成瀬 詩織, 飯田 空, 福井 雅弘, 髙久 拓海, 中村 聡史, 山中 祥太. ドライビングシミュレータにおける路上駐車のドア開閉が認知的狭さに及ぼす影響について, HCGシンポジウム2024, No.B-4-6, 2024.

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